新土地(シントチ)

SHINOITATOCHI.CO.,LTD.

TOPタノシゴトバ株式会社ARU

株式会社ARU
ARU

大分市長浜町2丁目12-10 昭栄ビル202室
営業時間:9:00~16:00
tel.097-576-9599

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就労継続支援B型、多機能型、相談支援、児童多機能型、訪問介護など8つの事業所と訪問看護ステーションを手がける会社。障がいに関する悩みなどの相談にも応じている。

障がい者が胸を張って
生き生きと働く社会を

「アイデアで福祉に革命を」をミッションとする『ARU』。代表取締役の薄田さんは、身体障がい者の母、福祉施設を運営していた父を持ち、自分自身も口唇口蓋裂という病気を持って生まれた。人前に出ることが嫌だったが、工業高校時代は周りのおかげであまり気にせず過ごせたという。成長に合わせて顔を7回手術し、24歳で6年間勤めたキヤノンを退職。自分の生い立ちを生かして起業したいと、当時最年少で多額の融資を受け福祉施設を立ち上げた。ところが、1年後に精神的にダウンしてしまい辞職。治療する間、もう一度自分の源流を見つめ直そうと、日本福祉大学で学んだり、社会福祉士の資格も独学で取得した。そんななか、現在ARUの取締役を務める中野 貴志さんから「福祉施設を立ち上げたいので代表になってほしい」と相談を受けた。一度挫折した経験から「相談役なら」と応えていたが、「福祉への情熱はあなたが上!」と説得され、2021年、薄田さんを代表としてARUが誕生した。

創業時3人だったARUは、3年間で100名を超える雇用を生み出した。6時間勤務など大胆な働き方改革の導入も功を奏し、昨年だけで見れば、県内で2番目に雇用人数を増やした。そんな急成長を遂げるARUの拠点を昭栄ビルとしたのは、リーズナブルな家賃はもちろん、要望に「あ・うんの呼吸で応えてくれる」新大分土地の担当者の存在も大きいという。

薄田さんが目指すのは、就労支援という言葉自体がなくなるくらい、障がい者が特別な枠のなかでなく、あらゆる業種で当たり前に生き生きと働く社会。2024年8月にオープンしたフラワーショップ『bloombox』やコーヒーショップ『或る焙煎所』はその理念を形にした店舗だ。今後はSNSの動画編集などにも力を入れていきたいという。また、全国各地で80社を超える企業や団体に、ARUのビジネススキームや理念を土台としたコンサルタントもおこなっている。原動力は「障がいを持つ方に胸を張ってほしい」という強い思い。ARUはこれからも新たな、より明るい未来を大きく切り開いていってくれるにちがいない。

代表取締役
薄田 夕侑さん

株式会社ARU代表取締役/相談支援専門員/社会福祉士
趣味はサッカー観戦で、トリニータの試合はほぼすべて観戦している。いずれはスポンサーに・・・?!