新土地(シントチ)

SHINOITATOCHI.CO.,LTD.

TOPwazawazaPetit Pas

パンの店 プティ・パ
Petit Pas

大分県大分市中央町3-5-16 wazawaza 1F
営業時間:11:00am〜6:00pm
     (7:00pm〜8:00pm頃まで店頭ワゴンで不定期に販売)
定休日:日曜
tel.097+507-4473
収容可能人数:イートインスペース4名

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人気のクリームパン、いちじくパン、シナモンロールやバターと卵をたっぷり使ったブリオッシュ。
子供に人気の大豆フレーククリームを使ったサクチョコパン、なぜか癖になるちくわパン。
カレーパン党にオススメの大辛焼きカレーパンなど、約50種が並ぶ

確かな一歩を踏み出した、
正直な男がつくるパン。

このアルチザンは深夜2時から店に出る。衛生面に気を配り、材料を正確に計る。季節ごとの気温と湿度を考えながら生地を扱う。パン作りと真摯に向き合って、やっと掴んだ感覚を確かめながらひとつづつ工程を進める。決して手を抜かずに丁寧に丁寧に。自分には才能や長い経験があるわけではない。今出来ることは、きっちりとパンを作ることだけー。
「そんな、たいそうな話でもないんですけどね」穴井寿憲さんは、そう言って照れ笑いを見せる。
始まりはこうだった。
17年務めた会社を辞め、さて何をしようかしらと思案を巡らすと、小さな頃から好きだったパンを思い立った。パンなら続けられそうだ。あわせて、パンの可能性にも魅力を感じる。パン作りの基礎を習い、毎日研究していると、自分なりの美味しいパンができあがった。
出店場所をまちなかにしぼり探していたところ、偶然にも通りがかった店舗担当の紹介を受ける。
特別なことは出来ないが、なんとか身の丈にあった一歩をふみだした。その名も「プティ・パ」。フランス語で「はじめの一歩」。
2010年のオープン以来、パンだけの毎日を送って来た穴井さん。それでも、自分はまだこだわりを持つ程の腕はないと言う。ただ自分の一所懸命をだしているだけ。きっちりと、決して手を抜かないという基本だけを守っている。そんな思いが伝わったのか、いつもやさしいパン好き達が集まってくる。嬉しいのは、月並みだが「美味しかったよ」と言って、またお店に顔をだしてもらった時。
「プティ・パ」には奇をてらった演出や目を見張るような派手な技は無い。小さな一歩、確かな一歩を歩み続けるだけ。世間を騒がす波を横目で観ながら、職人は自分のパンを焼き続けるー。
そんな穴井さんは「私の人生は縁と運と恩」だと言った。これほどまで正直に生きて来た男が言うのだから、それはあながち間違いではない。

代表
穴井寿憲さんToshinori Anai

昭和46年4月生まれ。大分高専を卒業後、ゼネコンに勤める。脱サラ後、かねてより興味のあったパン屋を2010年5月に開店。
美術家、家具職人にもなってみたかったが、今はパンづくりで精一杯。子供の成長が楽しみ。時間が取れるようになったらいろいろなことにチャレンジしたい。