新土地(シントチ)

SHINOITATOCHI.CO.,LTD.

TOPwazawazabasara yoshitake

婆皿よしたけ
basara yoshitake

大分県大分市中央町3-5-16 wazawaza 1F
営業時間:11:30~14:00(LO13:20)
     18:00~22:30(LO21:45)
定休日:
tel:097-585-5949

Googleマップ

店主が豊富な経験で培った技と感性を生かして、地元の旬の食材を使い自由な発想で仕上げる料理が人気の店。
ランチは1300円〜、夜は3800円〜(各税抜)のコースを提供するほか、夜はアラカルトでの利用もできる。
内容・予算など要望に応じたコースや法事にも対応。

まちなかのオアシスで出会う
皿の上の自由で美味な世界

彼がつくる料理には、「こうでなければいけない」という凝り固まった感じがまったくない。
関西、四国、九州各地の高級料亭・旅館で修業後、料理長も務めた経験が土台にあるものの、「和食のさしすせそ、よりも自分の感覚を大事にしたい」と、フレンチやイタリアンのテイストも加えた独自のスタイルで仕上げているからだろう。

吉武さんは、和食料理人の息子として生まれ育った。
高校を卒業してすぐ大阪の一流料亭へ入ったものの、当初は鍋洗いや買い物しかさせてもらえず、休憩時間に包丁を触ると先輩に怒られたという。
そんな厳しくも優しい先輩たちに職人として多くを学び、社長や政治家、有名人などそうそうたるお客様へのおもてなしなど、名店ならではの貴重な経験を積んだのち、同じく料理人の道を歩む弟とともに、父親が料理長を務める道後温泉の高級旅館へと向かった。
親子三人、料理で四国の旅館を2年ほど支えたあと、もともと自分の店を出したいと考えていた吉武さんは、独立を決意。
弟と、当時一緒に働いていた後輩と三人で、地元・大分で開業を果たした。
その店は20年たった現在も都町にあり、弟が純和風料理を手がけている。
もしかして、兄弟げんか・・・?と下世話な質問が頭の中をよぎったが、弟さんとは一緒に店をやっていた当時も今も仲が良いらしい。
吉武さんが店を離れたのは、腕を見込んだ湯布院の旅館から声がかかったからだ。
それから再び自分の店を持つまで8年ほど、熊本・小田温泉でも料理長として活躍。
2015年、大分市日岡で『婆皿 よしたけ』を開店した。

同店では、地産地消と「バサラ=形式や常識にこだわらず自由にふるまう」をテーマに、大分県産の旬の食材を使用した料理を提供。
お客様のリクエストや、森の中、まちなかでやってみたい、という相反する理想に見事にマッチする今の場所を一目見て気に入り、2018年に移転を決めた。
店はギャラリーとしても利用できる空間。

20年前に独立して以来ずっとつくり続けている「トマトのコンポート」も健在だ(こだわりの一品のため、いいトマトがない時は出さないことも)。
面白おかしく、おいしいものをーそれを体現する一皿一皿との出会いを、ぜひゆっくりと堪能してみてほしい。

オーナー
吉武 浩さんHIROSHI YOSHITAKE

大分市出身。
高校卒業後、修業のため大阪の一流料亭へ。
その後、父が料理長を務める道後温泉の高級旅館で、弟と一緒に勤務。
32歳の時、大分での独立を決意し弟と後輩と3人で開業。
12年後、引き合いがあり湯布院の旅館へ。
熊本の小田温泉にある2軒の旅館で料理長を務めたのち、再び大分市へ戻り『婆皿 よしたけ』を立ち上げ、現在に至る。