新土地(シントチ)

SHINOITATOCHI.CO.,LTD.

TOPタノシゴトバFEA

FEA
FUKAMI ETO ARCHITECTS

大分市長浜町2-12-10 昭栄ビル5階
tel.097-560-0835
HP http://eto-atl.com/

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2012年 グッドデザイン賞    受賞(作品名:リノベーションT)
2013年 AICA施工例コンテスト 入選
2014年 グッドデザイン賞    受賞(作品名:沖代の家)

住宅を舞台に日常の喜びを感じていただきたい。その喜びを共有できる建築家でありたい。
「何が豊かというものか」を考えながら建築に関わっていきたいのだそう。

1+1が何になるのだろうか
これからが楽しみな、いい男たちに出会った

「腐れ縁」「鎖縁」「馬が合う」「ソウルメイト」...
そんな友人がいれば人生は素晴らしいものになる。
FEA(FUKAMI ETO ARCHITECTS)」の江藤健太さんと深見暢祐さんは高校時代からの友人である。
約20年の付き合いになる。
20年と言えば、恋人同士なら結婚しているか、別れているか、愛情くずれの腐れ縁になっているかであるが、2人はオトコ。
正真正銘のソウルメイトなのである。

ちょうど就職氷河期に高校を卒業した2人は、腕に技術を持たなかった事もあり専門学校へ通うことになる。
それも2人して何故か建築を学ぶことに。
江藤さんはテレビで見た建築の仕事に憧れて京都の学校へ。
深見さんは住宅メーカーの就職試験に落ちたことを縁に大分の学校へ。
普通科からの建築関係への進学だったこともあり、知り合った建築が好きな友人たちの知識には驚かされたそうだ。
なんとなく興味がある建築の世界であったが、知れば知るほど面白くなったのだそうだ。
休みになると2人で集まり、それぞれが得た新しい知識を教え合って議論を繰り返した。
「図面の描き方もわからなかったのにね」とは現在の2人の談。
2人で有名な建築や気になる建築を見に行ったりもした。
図書館や本屋へ行けば建築関係の本を時間を忘れて読み耽る。
いつの間にか、2人は「建築バカ」になっていた。

学校での勉強を終えて、2人は社会へ出る。
知識はあるが実務経験のない若者は、それぞれ建築設計事務所に就職。
言葉は悪いが、華やかな建築家のイメージとは正反対のコツコツとした毎日。
建築家の仕事はこんなこともするのかと驚かせるような実務もあった。
基礎の基礎ぐらいの修行を終えると、大分のアトリエ系建築家の事務所へなんとか入ることができた。
深見さんが最初に入社し、江藤さんが後から仲間に加わった。
斯して本格的に建築に関わるようになった2人はモーレツに忙しい毎日を送ることに。
奇しくも家を建てるのに「建築家」という存在がクローズアップされ始めた時代だった。
それから紆余曲折、奇想天外、七転八倒の建築家人生が2人を待ち受けていたのだが、それは直接本人達に聞いていただきたい。

時は流れて、それぞれが独立。個人事務所を立ち上げた。
だが、なにかが足りない。
ひとりで考えても、自分の世界からは抜け出せない。そんな時に2人で話し合うと、何故か面白いアイデアが浮かぶ。
議論を積み上げていくことで、建築は洗練されていくのである。
不思議なことだが、どうも2人でいると具合が良いことがわかった。
2015年、FEAの始まりである。

高校時代からの友人と同じ情熱を持ったまま、こうして今でも一緒に居られるのが嬉しい。
まして、建築という幸せな仕事を二人でできるのがとても嬉しい。
こんな素晴らしい人生は、中々ないと思う。
そう言って、2人は笑った。

江藤健太さん(右側)
大分市出身。ラッツ・アーキテクツ㈱を経て、江藤健太アトリエを設立。2015年よりFEAにて活動。
趣味は舞台鑑賞、旅行。

深見暢祐さん(左側)
大分市出身。ラッツ・アーキテクツ㈱を経て、深見暢祐建築設計室を設立。2015年よりFEAにて活動。
趣味は音楽鑑賞、旅行。