新土地(シントチ)

SHINOITATOCHI.CO.,LTD.

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zero waste shop BETTER
zero waste shop BETTER

大分県大分市中央町3-5-16 wazawaza 2F
営業時間:11:00~19:00、土・日曜10:00〜18:00
定休日:月曜+不定休あり
tel:080-1792-8271
https://www.instagram.com/betteroita/

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スパイスやドライフルーツ、お米やパスタなどの食品から洗剤などの生活用品まで、およそ120種を量り売りするお店。容器に必要な量だけ入れて購入する、ごみや食品ロスの軽減を目指すシステムに注目が集まっている。

量り売りスタイルを楽しむことで
自然と環境に優しくできる

看護大学を出て、看護師になった。休暇の楽しみといえば、オーストラリアやバリ島への旅行。初めて石垣島を訪れた時は、それまで出会ったどの海よりも美しいと感動した。その後ニュースで目にした、温暖化やプラスチックゴミの影響でサンゴが危機的状況にあること、環境活動家のグレタさんのこと。それまであまり真剣に考えていなかった環境問題が、自分のなかで少しずつ大きくなっていった。「プラスチックごみをなるべく減らすにはどうしたらいいか」。考えあぐねた末、量り売りの店を開くことを決意。看護師を辞めて、2022年5月、『zero waste shop BETTER』をオープンさせた。

海外や東京などの都会には増えつつあるが、大分では珍しい量り売り専門店。県外の店舗をリサーチしたり、福岡の『ポコムーチョ』に出向いてノウハウを学んだり、開店まで準備に1年半を要した。店を構える場所は、当初は別の物件を考えていたものの、内装業者の紹介で現在の店舗と出会って一目惚れ。空間はもちろん、1階には大豆を使ったヘルシーでおいしい料理が人気の『ソイカフェ』、同じ階にはヨガスタジオ『ロータス』など、健康を気遣うことで「よりよい日々・自分」をつくるテナントが集まっているところにも惹かれた。ロータスとの朝ヨガとお茶の会、同フロアにある貸しキッチンスタジオを使った料理教室などのイベント開催といった、この場所だからこその広がりも生まれている。今後も、環境活動家や保護猫の活動団体、APUの学生たちなどと一緒に、さまざまな活動を展開していきたいという。

量り売りの店は、持参したタッパーやジップロックなどか、店で購入した容器に必要な量だけ商品を入れ、会計するシステム。ここでの買い物を通して「環境問題を考えるきっかけになれば」と永長さん。すべてにシビアになれなくても、珍しい形のショッピングを楽しむことで、いつもよりちょっとでも地球に優しくできる。やがて大きな変化を生み出すに違いない「BETTER」な積み重ねを、この店でスタートしてみてほしい。

オーナー
永長 知佳さんChika Nagaosa

大分に量り売りを広めるべく、事業の知識も経験もなかった状態から、自分の信念を貫き形にした芯の強い女性。「楽しい、ワクワクする」という気持ちも大切にしながら、環境問題と向き合い続けている。